地域包括支援センターとは

  介護保険制度の改正により、高齢者が住み慣れた地域で、尊厳のあるその人らしい生活を継続できるようにするため、高齢者の心身の健康の維持、保健・福祉の向上、医療との連携並びに生活の安定に必要な援助を包括的に行う機関として「地域包括支援センター」が設置されました。

    田子町では田子町在宅介護支援センターの業務を充実させる形で、平成19年4月よりせせらぎの郷内に田子町地域包括支援センターを開設し、介護サービスに関しても予防給付を開始しています。

  田子町地域包括支援センターでは、保健師などが中心となって日常の業務を行っております。

 

 地域包括支援センターの業務内容について 

 

1 介護予防のケアマネジメント業務

 

  介護認定において「要支援1,要支援2」と認定された方、支援や介護が必要となる恐れの高いと判断される方(特定高齢者)を対象に、本人ができることはできる限り本人が行い、介護が必要な状態になることを防ぐことを目的として、必要なサービスについての利用計画(ケアプラン)を作成し、その利用を支援します。また、介護予防のためのさまざまな事業を開催していきます。

 

2 介護保険外のサービスを含む高齢者や家族に対する総合的な相談、支援業務

 

  高齢者や家族、地域の住民の方などからのさまざまな相談に対応します。適切なサービス、機関にまたは制度につなげていきます。さらに、地域の高齢者が住み慣れた地域で、尊厳のあるその人らしい生活を継続できるようにするために、どのような支援が必要かを幅広く把握し、地域におけるネットワーク等を構築し、地域全体で高齢者を支援します。

 

3 権利擁護業務

 

  困難な状況で生活している高齢者に対し、地域において安心して生活を送れるように、高齢者の持つさまざまな権利を守る支援します。お金や契約等に関することに不安のあるとき、頼れる家族がいない場合などには、成年後見制度の紹介や手続を支援します。また、虐待や消費者被害など他者からの権利被害を受けている人に対応していきます。

 

4 支援困難ケースの対応などケアマネージャーへの支援業務

 

  地域における医療機関を含めのたネットワークづくりや、支援困難ケースへの対応などケアマネージャー(介護支援専門員)が円滑に仕事ができるように支援や指導を行っていきます。