町の南端、青森・秋田・岩手の三県にまたがる「四角岳」では登山が楽しめます。
 山頂にはほぼ平坦な高層湿原があり、五月初めには水芭蕉、シャクナゲ、ミズゴケなどが目を楽しませてくれます。
 六月下旬にはニッコウキスゲ、ウラジロヨウラクが一斉に咲き乱れ、短い夏を謳歌します。
 春のタケノコ(六月)秋のキノコ時期には多くの入山者が訪れます。




※「高層湿原」
 寒冷地や高山の湖沼の岸辺に土砂が流入し、これに枯れた植物が混じって湖沼の岸辺は隆化していく。
 冷涼な気候のため植物の遺体は完全に分解せず腐植質となって堆積し下の方から泥炭となり、不当水性の層を作っていく。
 そこに冷涼を好むミズゴケ類が生育し大きな群生を作る。ミズゴケも堆積し中央が盛り上がった湿原になる。
 この湿原の水は地下水ではなく、雨水や雪解け水から供給されている。